2007年8月21日火曜日

「地獄谷」で天国をみる





汗だくになりながら
沢へたどり着くまでに
1時間あまりを歩き

冷たい水に膝まで浸かり
堰堤をロープにつかまりながら越える度に
新たな沢への期待が膨らむ

フライマンの隊員に先行してもらい
その後を私がルアーで攻める



切り立った岩に挟まれた小さな淵に立つ
フライにも何度かチェイスがあったが
なかなか口を使ってくれないようだ
入れ替わりに私がルアーを投げる

キャスト後、ミノーを少し沈めて
最初のトゥイッチで
「ドドドドッ」
ロッドが大きく曲がる
先に大岩を登り、上から見下ろしていた
撮影隊に「おわぁ〜〜、来た、来たぁ〜〜」
興奮気味に叫ぶ
 「そのまま、そのまま」
 カメラを準備しながら撮影隊が叫ぶ
 必死でフックをはずそうとする魚を
 少しづつ浅瀬へ移動させながらカメラが回るのを待つ
 う〜〜〜、まだか?長い
 こっちだってバレる前に魚を拝みたい

初めての岩魚に高ぶる気持を抑え
河床にひざまづく



ミノーのテールをしっかりと咥えている
7寸あまりの綺麗な岩魚

しばらくの間このままでいたい気持になる
フックを外そうとルアーを掴んだ刹那
暴れる岩魚と一緒にフロントフックが左手に刺さる
刺さったまま二度ほど反転させられ薬指が赤く染まる
冷たい水で血を洗い流し
ふたたび両手で岩魚を包むように支え
写真を撮ってもらう



綺麗な魚体をしっかりと目に焼き付け
両手で包んだときの
「ヌルっ」としたやわらかい感触
静かに淵へ頭を向けてやると
自らの力で淵へとゆるりと帰っていく

小さくても
大きな一匹

これが渓流の魅力なのだろうか
...
...
...


ではでは今回の「ヒィ〜ヒィ〜登山隊」
Peak.51「地獄谷」とあわせて
渓流の魅力を少しですが堪能してください

【おうじろう氏の写真と記念撮影】
ブログで知り合った、おうじろう氏の撮影された写真が一向平の管理棟に飾ってあります。こちらのブログ記事に綺麗な写真がアップされています


一向平から大山滝手前の吊り橋まで
新ルートで急な階段を降りる隊員たち


ここからしばらく登り
大山滝を横に見て
歩いて上がること1時間
ようやく大休口(地獄谷入口)へ到着



谷底から空を見上げると
V字に切り取られた青空が広がる




フライマンとカメラマン
(フライマンはまだノーフィッシュで焦ってます...)


渓流といえば定番のヒキガエル
ルアーで釣ろうとしましたが
「食いついたらどうすっだいや」と
隊長に言われカエル釣りは断念
(体から毒を分泌するので触ったあとは要注意!)


川の中を強行突破して上がります




地獄谷でも一番落差のあるあたり
城壁を思わせる断崖が彼方にそびえる






今回の目的地でもある
地獄谷途中にある
野田滝を右手に見る


みんなで記念撮影をして


怪我も無く、皆無事下山


◎輝け!中年ヒィーヒィー登山隊
【TCCケーブルテレビ放送日】
 8月24日(金)です

6 件のコメント:

  1. 「地獄谷」って、大山の地獄谷ですか?
    きれいなイワナですね~
    そっちは9月まで渓流できるんでしたっけ?
    行きたいなぁ~コメント書きながら、うずうず・・・

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  2. おうじろうさん
     まさに地元大山の地獄谷です
     わたし、初めて登ったのですが
     岩魚も顔を見せてくれ
     天然のクーラーの中
     最高でした!
     ヤマメも綺麗ですが
     今回初めてイワナを釣ってみて
     渓流で一番
     綺麗な魚だなぁ〜と
     つくづく思いました

     ぜひぜひ来てください!
     渓流は9月末までです
     ご一緒できるのを
     楽しみにしております
     いや、ほんとに...!

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  3. いやいや、ワタシの写真と記念撮影なんて・・・ありがとうございます!
    見覚えのある風景が数枚・・・マジで行きたくなりますね~
    地獄谷・・・ウエダーはいて登ったら死にそうですね(笑)

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  4. おうじろうさん
     地獄谷の沢まで1時間あまり
     ウェーダー履いて歩くのも
     いやです、マジで。
     高巻きは今回は無かったのですが
     ロープで堰堤を上るのが
     ロッドを持ってるとツライです

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  5.  初いわな
     おめでとございます
     禁漁までに
     なんとかご一緒したいものです

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  6. がちゃこさん
     ビギナーズラック
     ちゅうやつです

     ありがとうございます

     「禁漁」という言葉が
     妙に新鮮に響きます
     あと一月で
     一年をさっぱりと水に流し
     新鮮な気持ちで春を迎える
     ことができるんでしょうね

     なんとか
     ご一緒できればいいのですが

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