2008年6月26日木曜日

うめぐみ さくらぐみ



漬け終えたばかりの梅酒

子どもの頃
じ〜ちゃんの部屋に置いてあった梅酒を
何度も盗んでは食った(果実)ものでした
一個ぐらいならバレないだろうと...
そのうち梅が半分くらいになってしまって
『みんな食っちゃったがな、お前が!』って
怒られたものでした

大人になっても嫁の目を盗んでは
梅をつまみ食いすることをここに誓います




私が小学校の時のクラス名は
いちねん うめぐみ  ふきごぼう

各学年2クラスづつあり
「梅組」「桜組」とに分かれていた
今も歌われている校歌にもちゃんと
「う〜めとさ〜くらの〜 も〜んど〜ころ〜♪」とあるのだが
十数年前からずっ〜と生徒数も少なく
1クラス編成なのでクラス名も無く
「いちねん」「だれのだれべい」としか書かない

小学校低学年の頃はこのクラス名をさほど気にもしなかったが
高学年になると
・パスボール(4年)
・キックボール(5年)

・ポートボール(6年)

などのスポーツ交流会が他校と行われるのが例年の行事であった
交流会とは言っても学校代表で出るのだから
先生も生徒も必死だ
(中学校区4校で競技、各校2チームづつ)

「街のぼんぼんの学校には負けるな!」

「うちらより奥の学校の山猿には負けるな!」


などと口には出さないが心に秘めて
放課後も暗くなるまで血の滲むような練習を続けていた
それは「巨人の星」のような根性物語である
アンカーがゴールに飛び込むと全員が耳を澄まして
先生の読み上げるストップウォッチのタイムに一喜一憂していた
「よ〜〜し、このタイムなら優勝できるぞ〜」という先生の声に
期待と不安で試合前日はなかなか寝付けなかった

いよいよ試合当日
他校の生徒も一緒に集まる
見るからに街の子供は髪型もハイカラで
鼻をたれてるようなガキが見あたらなかったし
心なしか頭も良さそうに見えた

「はい、ここは◎◎校1組と2組」
「並んでください」
「ここは△△校A組とB組」
「ここはうめ組とさくら組」

『クスクスクス....』
他校の生徒の笑い声のあとに

『う、うめぐみだっていや』

あきらかにバカにした声が聞こえる

このときの屈辱たるや!

いまだに「梅」と聞くと
この時のスポーツ大会を思い出してしまう
結果の方は記憶の片隅にも残ってないところをみると
屈辱をバネに優勝はできなかったかもしれない
ただこの時から
「うめ」より「さくら」のほうが
少しはカッコイイと思い始めた
理由はわからない
ただなんとなくだと思う
それは花の形なのか、漢字の形なのか
はたまたコンプレックスなのか

今は知る由もない

2008年6月18日水曜日

タレこみ

PuPuu!, PuPuu!

残業中にドキリとさせるメール着信音

だったら鳴らすな
というご意見も多々あるなか開封

「アジのナブラ.....!」

なんだ、迷惑メールか...

...

...

んなわけで(どんなわけだ?)

早朝4時半にテトラに立つ
ワームでまず一投目
「ゴンッ!」ときて、キャッチ!!
...

二投目
「ゴンッ!」ときて、キャッチ!!
...

キリがない

投げた数だけアタってくる
根こそぎ獲ってもいかんので
ハードルアーに交換

ストップ&ゴーで泳がすと
これまた
ミノーめがけてボウフラが湧き上がるが如く
アタックしてくる


「入れ食い」とはこういう状態のことだろうか

交換するミノー全てにメタル全てに食らいついてくる

脳内が半分アホになりかけた頃
入れポン出しポン状態にもかかわらず
車に戻り
エギを取りに行く

んで

しゃくる

しゃくる

でも30分でカラータイマーが赤に変わる
マーメイドカップでうわさになった
動く根も見あたらずエギロッドにメタルを付け替えて
しゃくると、まだ釣れる....

昨夜の迷惑メールはあながちウソでもないようだ

...

...

...

が、しかし、but...


ガセだ!


...

...

これを見てくれ!
ルアーは
色もメーカーも種類も
へったくれもない

ように見えるが
ただ、泳がすだけじゃ釣れない
適度に止めてルアーをフリーな状態にして
波間に漂わせる
そうすると下からススッーとアタックしてくる
(持ってないがブルースコードの50Sなんか最強だろうな)


そこがなんとも面白い


の、だ、が、



アジなぞ
どこにもおらんがな!

家族の数だけキープしたけど
それ以外にも
両手両足分くらいはリリースしたぞ

ナブラってこいつか?

2008年6月9日月曜日

カエルハンター


「位置について〜、よ〜い...

【CONTAX Tvs Digital】



近くの川でトノサマガエルを探索
お互い利害は一致?

「協力はすれども介入はせず」



...

...

...



【NOKIA N73】

水槽を前に近所の子どもと
カエル談義に花が咲く


水槽には水田から獲ってきた
カエルの卵がすでにふ化
小さなオタマジャクシがうごめいています

「麩(ふ)を食べるよ!」

「カエルになったらどうするの?」と聞くと

「池に放してカエルを増やすだん」とのこと


将来を見据えて
既に養殖への取り組みが
始まっているようです

2008年6月7日土曜日

The Great Hunting


ブツ持ち(Nokia N73)


中学生の頃
「グレイトハンティング」という映画を
父と一緒に観にいったことを思い出した
祖父も父も猟(鉄砲打ち)をしていたので
血が騒いだんでしょう

 野生のライオンを撮影していた観光客が
 ライオンに襲われて食べられる
 そのシーンが売りのドキュメンタリー映画でした


餌に不自由はしてないので
本能というか
残された野生と言うべきか
それともハンティングゲーム?

ぴよちゃんがかわいそう
などと言ってはイケナイ

ゲームフィッシングと称して
我々もこうやってを
誇らしげにブツ持ち写真を
公開しているのだ

まだ道具を使わない彼(猫)らのほうが
フェアといえばフェアだ

さて、明日の朝も狩りに出るぞ!

2008年6月6日金曜日

中国の旅



以前中国を旅していたときのこと

友達兼ガイド役のウォンさんと
観光地とはまったくかけ離れた
海岸沿いを車で旅してたときのことである

日本では見慣れぬ丸形の古いワンボックスカーで
舗装されていない狭い路地を
汗ばむ手にハンドルを滑らせながら通り抜ける

ここらあたりは水郷地帯なのか
無数にあるため池と曲がりくねった水路の水は
今にも道路に溢れんばかりの高さである
いやはや、こんなところで車をはめたら
さぞかし大変だろうと冷や汗が背中をつたう

わずかに車の轍よりも広い道を
事なきを得て通り抜けてしばらく走ると
日本の砂浜とはまた違った景色が目に入ってきた
さらさらとした海水浴場にあるような砂とは異なり
こちらの砂は幾分か泥の混じったような砂だった

それでもひさしぶりに風に運ばれてくる
潮のかほりは日本のそれとおなじもので
ウォンさんとふたりで海に向かって
大の字に両手を広げ
日本海まで届けといわんばかりに
歓喜の雄叫びをあげてみた

左右に伸びる海岸線を見渡すと
遠くに中国特有の豪奢な瓦屋根の
大きな建物が目に入る

体の小さなウォンさんを肩車して
海岸線を歩きながら
ここではどんな魚が釣れるだろうか?
キスとかヒラメとかいるだろうか?
などと話していると
風が急に強くなり始め
海もやがてざわついてきた

そのうちゴロゴロと遠くで
雷の音が聞こえてきたかと思うと
雨がポツリポツリと落ち始めてきた

なまり色の雷雲がみるみる近づいてくる
これはいかん!
急いでウォンさんを放り投げるようにして肩から降ろし
ふたりして砂浜をかけあがり車へ走る

というのも先に通った水郷地帯に
まとまった雨が降ると道路が寸断されて
帰るに帰れなくなってしまうのだ

降り始めた大粒の雨に濡れながら
ようやく車に戻り、ドアを閉める
あ〜〜急がないと帰れなくなるぞ
濡れた手でキーを回そうとするが
あせっているのか滑って回らない
よし、かかった
あわてて発進しようとするのだが
なかなか加速しない
それもそのはず
4速で発進しているのだ
あ〜〜〜もどかしい
はやく、はやく進んでくれ〜〜〜

...

...

...

と、ここで眼が醒めた

忘れないようにと
起きてすぐにヨメはんに話した

今朝のことである

「ふんふん」と生返事をしながら洗濯物を探し

...

「へぇ〜、アドベンチャーだな」と一言

...

執筆にあたり
若干手が加えられているが
二番寝入りで起きたときの夢だ

実は今朝は最初に起きる前も夢を見ていた
二度見ていたことになる
最初の夢はまったく別の内容の夢だが
ヨメはんにも話してない

ヨメはんに話すわけにも
ここで書くのも
ためらわれる内容なので
割愛させていただく
いひひ...

(冒頭の写真は、先日終えたばかりの我が家の水田です)

2008年6月5日木曜日

信号待ち


名前も知らない花(CONTAX Tvs Digital)

先日の出勤途中のことである

交差点の手前で信号が赤に変わり
あぁ〜〜ちくしょうと舌打ちし
坂道なのでサイドブレーキを引く

運転席のやや高いワンボックスから
右隣の車線に止まった車を何気に見ると
30代くらいの制服姿の女性が
膝上くらいの丈のスカートに手をやり
下着が覗かないあたりまでたくし上げ
太ももの内側のストッキングに
ダマがあるのか
はたまたどこか痒いのか
気にしてる様子

一瞬、もうちょい上だ...
などど期待しながらも
相手と目が合えば
このエロオヤジとか思われるのもいやだし
そうなればつづきも無くなってしまう

パッと視線を前方の信号に戻したり
隣に座っている息子にも悟られないように
またチラッと隣に目をやる
どうやら先ほどから
大して進展はないようだ

やはり
見えそうで見えない
痒いのか?
ストッキングが伝線しそうなのか?
こっちも気になるじゃないか

そうこうするうちに信号が青にかわり
彼女は右折
わたしは直進...


あ〜〜もうすこし
ちゅうやぁ〜なチラリズムに
ドキドキするというのは

チラッ、チラッとひらめくルアーに
たまらなくなって食いつく魚と
同じなんだろうなぁ...と

えっ、
単なるエロオヤジの妄想を
ルアーフィッシングに置き換えて
誤魔化すな?
向こうは喰うためで
おまえは単なるスケベだ?


そ、そうでもせんと
こんな記事
まともに書けませんって!

2008年6月4日水曜日

梅雨



例年この時期になるとあちこちから
メバルもそろそろ終わりだなぁ
そんな言葉が飛び交うようになる

そのとおり
雨の中堤防でじっとして釣るなんて
坊主の修行みたいではないか
虫も飛び交うようになるし
ライフジャケットも暑苦しくなる
メバルロッドも手入れをして
部屋に置いておこう
もっと開放的な魚を狙った方が楽しい
そうしよう
そうしよう



今時分のメバルが

 一年で一番おいしい、とか

 タフで引きが最強だとか

 型がそろっていいだとか


そんな思いこみの強い奴の
尾ひれのついたような話を

信じてはイケナイ

ましてやエビの真似をして
トントンツーと操作して
立て続けに釣りましたなどという
下のような投稿写真を見ても



ぜったいに

信じては


イ・ケ・ナ・イ


※追記
 先日が家の前をホタルが1匹
 飛んでおりまして
 初めてだったので小雨の中つかまえて
 部屋の中で電気を消して
 みんなで横になって眺めてました。

2008年6月3日火曜日

うれしかなし



最近コンビニで見つけると
かなりの高確率で買ってしまいます

小学生の頃(昭和45年頃)
給食といえばパン食
牛乳といえばテトラパック(正三角形の正四面体)
バターは消しゴムほどの大きさで銀紙に包まれていて
時々出るオレンジのジャムは「火星人のジャム(※)」
忘れた頃に出るハチミツは白の水彩絵の具の様な
ナイロンチューブに入っておりました
(先端に丸いイボのようなもんがついてた)
※ジャムの商品名が確かカセイジャム?だったかな
 ジャムのナイロン袋に火星人(宇宙服を着た宇宙人の顔)のイラストが
 描いてあったのを覚えてます
 いや、ほんとですって
 しかし、なんで火星人だったんだろ?
 いまだにもって謎めいたジャムでした
 他に知ってる人おる?


給食のパンは
味の無いコッペパンだったので
ジャムとかバターとかがあると
大喜びしたものでした
ただ、ジャムの袋が小さい
ジャムの量が少ないので
味わうほどパンにたっぷりつけられない

うれしいんだけど悲しい

いっつも半分くらいしかつけられないので
半分だけジャムの味を楽しんで
残り半分は素のパンでがまんするか
うす〜〜く全体にのばして付けて
まんべんなく薄味のジャムパンを楽しむか

子ども心にパンを手にして悩んだものでした

変わったところでは
砂糖がまんべんなくまぶしてあった揚げパン

人によっては好き嫌いがあった
干しぶどうが入ったぶどうぱん
干しぶどうがキライという人は結構いましたね
なんでだろう?
食感がきらいなのかな
ここぞとばかりブドウパンを貰って
ランドセルにつめて家で貪るように喰ってました
はは、まるで難民みたいだな

干しブドウを噛みしめながら
ふと思い出す学校給食でした